市役所の臨時(動員)業務にはどういう仕事があるの?

「役所たかひさ」のゆる~いブログ(2020.7.8)

 市役所では、配属された部署での勤務のほかに様々な形での動員が行われます。

 私の勤めていた市役所で必ずあったのが、選挙の際の投開票事務の動員です。選挙事務は、選挙があるたびに必ず動員がかかり土日開庁部署の職員を除いて、投票所の近くに住んでいる職員は投票事務に従事することが多く、遠方に住んでいる職員は、市内1か所に集められる開票所での開票事務に従事することが多かったです。
 選挙事務には多くの職員が動員されますが、動員されない職員ももちろんいました。

 ほかには、台風や大雨警報などの災害への対応として避難所開設業務などがあります。動員される職員にはあらかじめ受け持ちの避難所が割り当てられていて開設が決定すると呼び出しがかかり業務に従事することになります。すべての避難所が開設されるわけではありませんので、言い方は悪いですがやはり当たりはずれがあります。例えば、川の側の住民の避難場所に指定されている避難所などは、大雨警報が発令されると開設されるケースが多く、こうした避難所に割り当てられている職員は、動員されることが多くなります。それに対してほとんど開設されたことがない避難所もあり、職員間の公平性を考えて避難所の担当職員を輪番制にするなど呼び出される職員が特定の職員に偏らないよう気を付けていたと思います。

 災害対応でも、市内で震度4以上の地震が発生すると職員は自動参集となり、深夜・休日であっても各自の判断で速やかな出勤が求められます。でも実際は、ほとんどが震度3以下の地震であまり震度4以上ということはなかったというのが私の記憶ですが…

 このような臨時(動員)業務は市民の生活に大きく影響することなので迅速な対応や事前の準備が大変重要となります。そのため日頃から気象情報などは細かくチェックしておくことが大事かもしれませんね。

 あとは市民まつりなどの各種イベント開催でも動員がかかります。でも、災害対応などと違いイベント好きの方にとってはいいかもしれませんね…