公務員の人事異動は?

「役所たかひさ」のゆる~いブログ(2020.6.30)

 人事異動に関して言うと、今はわかりませんがわたしが国の部署で勤務していた頃は、2年もいればその部署ではかなりの古株となってしまいます。それだけ異動のサイクルが早く、人がコロコロ変わっていました。不正や癒着防止とゼネラリスト育成の意味もあったのかと思いますが、とにかく頻繁に人の入れ替わりがあった印象です。

 対して、市役所の場合、最低3年は同一の部署にいることが多かったと思います。国と比べると2年以内の異動は少ないという印象です。総じて、役職が上がると国、地方関係なく異動のサイクルは早くなるような気がします。もちろん例外もありますが…

 国(本省)と地方(市役所)の役所では、わたしの経験上では明らかに職場の文化が異なります。あくまでも個人の感想ですが、国では座る席の一つ一つに法令に基づいた権限がある場合が多く、一担当者でも業界等への強い影響力を持っています。しかし、地方の市ではそうした権限を持っている部署は限られ対住民との距離が近いため人間関係や人との接し方が重要になります。 国では不正や癒着防止などの視点から、市では業務経験を重視する視点から人事異動のサイクルが短かったり長かったりする違いがあり、職場の文化の違いにつながっていたのかなと感じています…